本屋さんに行くと、まずは書棚をぐるりと一周。
そして料理本のコーナーを仕事目線でチェックする(なぜか「食」の本に携わることが多いため)。 さて、一世を風靡した「女子栄養大学の○○○」も、そろそろ出尽くしたころかなぁと思う。そして、ふと思うのは6年前に駒込で出会った八百屋のお母さんの話。 今年と同じく暑い暑い夏の日、美味しそうなトマトに惹かれて立ち寄った、地元で100年続く八百屋さんだった。 「主人は若くして亡くなってしまったけど、熱心に野菜の研究に取り組んでいてね、近くにある女子栄養大学の教育にも携わっていたんですよ。 いろいろな野菜のカロリーや、栄養、効用について、大学に資料提供していたわ。少しでも学生さんたちの役に立てば嬉しいからってね」 ご主人は英語も堪能だったことから、外国の野菜についての文献も研究対象として取り入れていたそうである。 今、書店にずらりと並ぶ「女子栄養大学」の本を見るたび、駒込にある小さな八百屋さんの話を思い出す。 学生さんたち、頑張ってますよー。 『街のちいさな焼菓子屋さん』 Text by : Fumie Nagai
by bonappetit2007
| 2012-08-05 13:04
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