先日行ったメキシコ料理屋さんは、
コロナビール&タコスのランチセットがあるという嬉しいお店。 狭い店内の壁面は、 赤、黄色、チェリーピンクで構成されているのですが、 ちっとも嫌味がなくて逆に落ち着くから不思議です。 そこで見つけた絵がとても素敵だったので、 「どなたの絵ですか?」と訊ねると、 「ルフィーノ・タマヨというメキシコ人です」と、 わざわざメモ書きまで渡して下さいました。 Rufino Tamayo(1899-1991)は、 メキシコ革命に揺れる画風を好まず、 独自の世界を描き続けた画家だったそうです。 「そこがいいでしょう? …うちにあるのはポスターだけど」(笑) と、長年L.Aに住んでいたという店長さん。 調べてみると、数年前、盗難に遭ったタマヨの絵が N.Yマンハッタンのゴミ山から発見されて 大きなニュースになったのだとか。 その後、サザビーズのオークションでの落札価格は、 なんと1億円以上! 色鮮やかで、ずっと見てると吸収されちゃいそうな素敵な絵。 知って嬉しいことは、知らないとオソロシイのです。 今夏、我が家に届いたアリガタイ果実みたいな色したお店と、 ルフィーノ・タマヨの絵。 きっと最後の夏の褒美です。 text by Fumie Nagai
by bonappetit2007
| 2009-09-04 19:15
| 編集日記
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